電験三種(第3種電気主任技術者)の資格試験は100点満点中60点取得が合格ラインとされていますが、あまりにも合格者が少ない場合は点数を引き下げる事があります。
そのため毎年、『電験三種試験の合格点』を予測する人が結構多いです。
でも、冷静に考えてみると『電験三種試験の科目合格点』を予測したところで全く意味がありません。
科目合格点を50点と予測すれば資格の試験勉強は楽ですが、現実の合格点が60点であれば落ちてしまうだけです。
予想をしたところで勉強不足の引き金になってしまうだけなのです。
今回は、電験三種の資格取得試験に合格するために必要な『合格点』について大切なお話をします。
電験三種(第3種電気主任技術者)の合格点が毎年違うのは『調整』が原因
電験三種などの資格取得試験は、問題を作る人の癖が大きくでます。だから、毎年毎年同じレベルの難易度の試験問題を作るのは不可能です。
試験問題が非常に難しい年と非常に簡単な年が出来てしまうのは避けられません。
また、電験三種は国家資格なのである程度の合格者の輩出は必要になります。
- 難しい年に資格取得試験を受けた人は運が悪かった。
- 簡単な年に資格取得試験を受けた人は運が良かった。
という事だけは絶対に避ける必要があるのです。
試験勉強を頑張った人には当然の報いを受けさせてあげる必要があるのです。
そのため、電験三種は60点取得を合格点としている反面、合格者が少ない場合は合格点を引き下げて合格者を増やそうという調整が入ります。
大胆予想!電験三種(第3種電気主任技術者)の過去の推移から見える未来とは?
『歴史は未来を語る』と言われるように、電験三種の過去の資格取得試験の科目合格推移を見れば未来の合格点が見えてきます。
ちなみに、電験三種の過去5年間の合格点と合格率は以下になります。
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和1年 | 令和2年 | |
理論 | 55 | 55 | 55 | 55 | 60 |
電力 | 55 | 55 | 55 | 60 | 60 |
機械 | 55 | 55 | 55 | 60 | 60 |
法規 | 54 | 55 | 51 | 49 | 60 |
合格率 | 7.7% | 8.5% | 8.1% | 9.1% | 9.3% |
このように見れば、令和3年の電験三種試験の科目合格点は以下のように予測する事ができます。
- 理論科目:55点取得
- 電力科目:55点取得
- 機械科目:55点取得
- 法規科目:55点取得
科目合格点数は、あくまでも予測の範疇ですが令和2年度の電験三種の資格試験問題は優しすぎて例年に比べて合格率が高い傾向にありました。
電験三種の科目合格点は60点よりも高くする事ができないため、翌年は少し難しい資格試験問題を作って調整に入る可能性が高いと考えています。
電験三種(第3種電気主任技術者)の過去推移から科目合格点の予想はしてはいけない
来年の電験三種試験の科目合格点は60点ではなくて、55点になるだろう!と1つの予測が誕生したとします。
ただ、注意していただきたいのは電験三種の科目合格点は資格取得試験前には決まっていないということです。
55点で資格取得試験に合格するという淡い幻想を抱いていると、油断や隙が生じてしまい試験勉強に熱が入りません。
そのため、電験三種試験の合格発表の時に『もっと勉強しとけば良かった!』と涙を飲んでしまう事になるのです。
勉強不足で涙を流すくらいなら、後悔しないように頑張って勉強すれば良いだけです。
電験三種試験の科目合格点を下手に予想する暇があったら、60点取る事に全力を尽くして勉強しましょう。
余力があれば、過去問題で平均80点以上は取れる状態まで勉強しておく事が大切です。
【まとめ】科目合格点は60点のつもりで電験三種(第3種電気主任技術者)の試験勉強しよう!
もしも、電験三種の今年の科目合格点は『55点』にします。
という公表があれば、55点を目指して資格試験勉強すれば良いです。
でも、実際には電験三種試験後の合格率や合格者の状況で科目合格点が調整されるのです。
だから、例えあなたが占い師に占ってもらったとしても、資格取得試験の科目合格点を的中させることは不可能です。
資格取得試験前に分かるのは、60点以上取得すれば必ず電験三種に合格できるという事だけです。
だから、意地でも60点以上(出来れば80点以上)を取得するという心意気で勉強する事が大切です。
目指せ電験三種合格!の意気込みで猛勉強をしていきましょう!
それでは、失礼します。
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