役立たないんだったら、頑張るメリットは薄いよなぁ。[/voicel]
『電験三種は役に立たない資格』という人も実際のところ非常に多いです。
そういう僕自身も、電験三種の資格を取得して10年間は全く恩恵を受ける事ができなかったので特別役に立った記憶がありません。
ただ、今の僕は『電験三種は人生で一番価値がある資格』だと考えています。
あなたが、今から電験三種に挑戦しようと考えているのであれば、本記事は人生レベルに役立つ内容であると保証させて頂きます。
なぜ、電験三種の資格取得は役に立たない言われているのか?
非常に大切なことからお伝えさせて頂きます。
合格率8%と非常に難しいとされる電験三種の資格であるにも関わらず、電験三種が役に立たない資格だという人も多いです。
これに関しての僕の見解は以下になります。
[topic color=”blue” title=”電験三種が役に立たないと言われる理由”]- 仕事で使う機会がない
- 資格取得の報奨金はあっても給料は上がらない
- 電験三種の上の資格がある(電験二種、電験一種)
【1】仕事で電験三種の資格を使う機会がない
これは、僕が一番感じていたことです。
今の会社に就職する前は、大企業に就職していた影響で電験三種の資格取得者はたくさんいました。
ですので、電験三種の資格を取得しても個人的なメリットは全くありませんでした。
車の免許を取得しただけのペーパードライバーのように、第三種電気主任技術者免状という『紙切れ』を持っただけの状態で10年間過ごしました。
【2】資格取得の報奨金はあっても給料は上がらない
前職では、電験三種に合格すると1万円の報奨金が会社から支給されました。
たった1万円です。もちろん、月々の給料に反映される事もありませんでした。社内評価は微妙にアップしたかもしれませんが、特別恩恵を受ける事はありませんでした。
ちなみに、電験二種を取得した時には16,500円の報奨金を頂きました。(なぜ16,500円という中途半端な金額だったのかは、いまだに謎のままです。)
他の会社では、資格取得の報奨金が5万円とか10万円あり、さらには月額の給料がアップするという事を聞いて大きなショックを受けたのはここだけの話です。
【3】電験三種の上の資格がある(電験二種、電験一種)
電験(電気主任技術者)には、1〜3種があり、電験三種は一番グレードが低い資格です。
電験三種を取得すれば、次は電験二種を取得しようという流れになりますので、通過点のような資格に思われがちです。
事実、僕も電験三種を取得したのちに電験二種の勉強を始めたので、電験三種を取得した時から新たな勉強が始まります。
電験三種が役に立たないという人は電験三種の価値を知らない
昔の僕がそうだったように、電験三種の資格が役に立たないという人は、電験三種の魅力に気付いていない場合が多いです。
では、電験三種の本当の魅力とは一体何なのでしょうか?
僕が考える電験三種の魅力は以下になります。
[topic color=”red” title=”電験三種の魅力”]- 電験三種は転職活動に非常に有利な資格
- 会社によっては月額1万円以上の資格手当が貰える
- 日本には85万人以上の電気主任技術者が必要
- 名刺に書く『第三種電気主任技術者』のインパクト
- 自分に自信を持つ事ができるようになる
魅力たっぷりの電験三種を項目ごとに詳しく解説させて頂きます。
【1】電験三種は転職活動に非常に有利な資格
僕は転職活動で4つの会社の面接を行いました。
面接では、必ず資格の事を聞かれますので、『電験三種』は転職活動の大きな強みになります。
また、面接官から質問されたら「努力するのが好きなので難しい資格も積極的に挑戦しています」という事を言えば評価もうなぎ登りです。
電験三種という武器を持って面接に挑めるので、採用される確率が劇的にアップします。
ちなみに、僕は4社受けて4社全てから採用の連絡を頂きましたので、電験三種は最強の資格だと感じています。
【2】会社によっては月額1万円以上の資格手当が貰える
前職では月額0円だった電験三種も、転職先では月額1万円以上が給料に反映されます。
僕はその他にも資格を保有しているので、資格手当だけでも毎月2万円以上が給料に上乗せされている状態です。
月額給料が1万円以上アップする会社は、それだけ電験三種を必要としているという事になります。
リストラになる心配も全くありませんし、社内では立場的に優遇されるようになるという嬉しいメリットもあります。
【3】日本には85万件以上の電気主任技術者が必要
高圧受電設備の数だけ電気主任技術者が必要になります。
もちろん、兼任している場合もありますので、単純に85万人の資格取得者が必要という訳ではありません。
ただ、現在の電気主任技術者は高齢者の方が非常に多いです。
人口的にも高齢者の割合が多いことから、2030年以降は電気主任技術者の数が減ってくる事が予想されています。
今、電験三種の資格取得をしておけば、将来的に電気主任技術者として優遇された環境を手に入れる事ができる可能性が高いです。
[topic color=”yellow” title=”ワンポイント”]自家用電気工作物の高圧受電設備に電気主任技術者の選任が必要になります。
対象設備は、令和元年度の調査で868,589件になります。
[/topic]【4】名刺に書く『第三種電気主任技術者』のインパクト
これは僕も痛感していますが、業者さんと名刺交換する時には絶大なインパクトを与える事が可能になります。
僕自信、全然すごくない人間なのに、勝手に凄い人と思われるので業者さんとのやりとりが非常にスムーズになります。(もちろん、自慢だったり横柄な態度を取るようではいけません)
電験三種の名詞から会話が弾むので、業者さんに名前と顔を覚えてもらいやすくなるメリットもあります。
【5】自分に自信を持つ事ができるようになる
僕自信、電験三種に合格してからは、どんな資格でも頑張れば取得できそうな思いになりました。
その結果、エネルギー管理士や電験二種といった、電験三種よりも難しいとされる資格にも挑戦して合格する事ができました。
もちろん、その他にも取得しておくべき資格はたくさんあるのですが、今は興味が視覚から別分野に移ったので資格取得は一旦休止しています。
電験三種の合格とともに、自分に自信が持てて様々な事にチャレンジできるようになったのは、自分の中では大きな価値だと思います。
電験三種は一生涯お金に困らない資格【役に立たないはずが無い】
既に60歳以上の方は、電験三種の有り余るパワーの存在を感じ取っているのでは無いでしょうか?
現実問題として『電験三種を持っていたら定年後も仕事を選べる』という嬉しい特権があるのです。
まぁ、定年後の仕事なんて考えてない人(というか定年過ぎて働きたく無い人)の方が圧倒的大多数かもしれませんが、少しだけ頭に入れておいても損はありません。
[aside type=”boader”]万が一年金制度が崩壊して一生涯働き続ける必要性が発生した時、あなたはどんな仕事をしますか?
そんな時、電験三種の資格を保有していれば、給料が多くて楽な仕事を選べる可能性が高いです。
[/aside]電験三種の資格取得は難しいかもしれませんが、イソップ寓話が教えてくれた資格取得勉強法を実践すれば合格する確率が大きく上がります。
直近の給料アップに加え、定年後の職業選択の自由のためにも電験三種の資格取得に挑戦してみてくださいね!
上司や先輩が言う『電験三種は役に立たない説』は絶対に信用してはいけない
僕の場合は、先輩から『電験三種は取得しても役に立たないぞ』と言われていました。
実際問題、電験三種の合格から10年間は全く役に立たなかったので、先輩のいう事は真実だと思っていました。
でも、役に立たないという裏側をしっかりと見定める必要があるのです。
[topic color=”blue” title=”ネガティブの裏側”]- 今の会社では役に立たない資格である場合
→転職すれば役立つ資格になる - 電験三種に不合格した自分を正当化するために役立たないという場合
→電験三種を持ってない人の話は聞かない - 後輩と立場逆転しないための正当防衛で役に立たないという場合
→資格取得は絶対に損をする事はない
このように、自分でしっかりと考える知恵を持っておく事は非常に大切です。
資格取得を目指す事は素晴らしいことです。是非とも積極的に電験三種の資格取得に挑戦してみてくださいね!
まとめ
電験三種は役に立たない資格という人もいます。
でも、先述したように『役に立てる方法を知らない人』が言っている戯言だと思うようにしましょう。
電験三種の資格を役に立てている人は、僕の知る限りでは非常に多いです。
ネガティブな話に耳を傾けずに、活用できる方法を探す事で新たな可能性を手に入れる事が可能になります。
それでは失礼します。
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