出来るだけ無理せず合格するにはどうすれば良いんだろう。[/voicel]
電験三種は、一般的には1000時間の勉強時間が必要と言われています。
1,000時間とぱっと言われてもイメージが付きにくかもしれませんが、こんなイメージです。
[aside type=”boader”]- 平日:2時間勉強
- 休日:8時間勉強
この場合は、9ヶ月の勉強時間が必要になります。
[/aside]9ヶ月も勉強に没頭しようと考えると、気が遠くなってしまいます。
いっそのこと、諦めてしまった方が楽なんじゃないかなぁって考えるかもしれません。
そこで今回は、電験三種に合格するための時間の使い方について解説させて頂きます。
電験三種は1000時間の勉強時間が必要説は信じてはいけない
冒頭でもお伝えしたように、電験三種の合格するために1,000時間が必要という事は信じてはいけません。
それには大きく2つの理由があります。
- 学歴も違えば能力も違うので根拠がない
- 電験三種は一発合格する必要がない資格試験である
この部分を正しく理解しておかないと誤解を生じる可能性がありますので、それぞれ簡単に解説させて頂きます。
【1】学歴も違えば能力も違うので根拠がない
高校生で電験三種を受験する人もいれば、大学院で電験三種を受験する人もいます。
また、同じ学歴でも電気科目が得意な人と電気科目が苦手な人もいますので、一括りに決めつけるのは良くありません。
1,000時間勉強しても試験に落ちる人もいれば、100時間の勉強で試験に合格する人もいます。
【2】電験三種は一発合格する必要がない資格試験である
電験三種は、『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目を3年間で合格すれば良い資格です。
ですので、一発合格を目指して1,000時間も勉強する必要は全くないのです。
この辺は非常に大切な考え方ですので、次の章で解説させて頂きます。
2年間で電験三種の取得を目指せば気持ちがグッと楽になる
電験三種は『科目合格制度』がありますので、一発で合格を目指す必要はありません。
仮に2年間で合格を目指すのであれば、1年目の勉強時間は半分になります。
仮に電験三種の合格に9ヶ月必要だとすれば、11月頃から勉強を始めなければいけませんが、あなたは8月の試験のために11月から勉強を継続する自信はありますか?
でも、半分の4.5ヶ月で良ければ4月からの勉強で間に合うのです。
事実、僕も4月1日から電験三種の勉強を開始して、1年目に『理論』と『法規』を勉強して科目合格に成功しました。
一発合格を目指して9ヶ月を死に物狂いで勉強するのか、科目合格を目指してゆとりを持って勉強するのかで合格率が大きく変わってくるのです。
[topic color=”yellow” title=”ワンポイント”]一発合格を目指すと高確率で挫折するので、挫折回避も勉強法を学んでおきましょう。
→電験三種で一発合格を狙う人は永遠に合格できない!挫折回避の科目合格勉強法を解説!
[/topic]電験三種に合格するための勉強時間の確保のやり方とは?
2科目合格を狙う事によって、ゆとりを持って勉強する事ができる事が分かりました。
ただ、ゆとりがあると勘違いしてしまうと行動力が鈍ってしまいますので電験三種の資格試験に合格するのは難しくなってしまいます。
そこで、どうやって勉強時間を確保するかが大切になってくるのです。
電験空間を作る
僕の一番のおすすめは電験空間を作る事です。
僕の場合は、ちゃぶ台の上にノート、筆記用具、テキストのみを置いていました。
そして、座椅子に座って勉強するのが日課でした。
つまり、『ここに座ったら勉強以外出来ない空間』を作り上げるのです。
小さいお子様がいる場合は、パートナーに面倒を見てもらってでも強制的に時間を確保する事が大切です。
常にテキストを持ち歩いておく
僕は、電験三種の分厚いテキストを常にカバンに入れて持ち歩いていました。
そうすると、少しの時間でも電験三種の勉強ができるのです。
電車の待ち時間、電車の移動時間、昼休みなどなど、少しずつの時間を大切に使うのです。
1回5分の細切れ時間でも10回あれば50分の時間になります。
時間がないという人は、細切れ時間を使うのが下手なだけです。可能な限り時間を有効活用するように考えましょう。
疲れた時には思い切って休む
頑張れる時は一生懸命頑張る事は大切です。
でも、頑張りすぎも良くありません。疲れた時に勉強しても頭に入ってこないので時間の無駄になってしまいます。
疲れた時には早く寝て、次の日の早朝に勉強するなど無理をしすぎない事が大切です。
頑張るから楽しむに変える電験三種の勉強法
僕は、電験三種の勉強をめちゃくちゃ頑張ったわけではありません。
楽しみながら勉強をする事ができたんで、無理して気合を入れて頑張った覚えは全くないんです。
楽しむから、結果的に勉強時間が増えて合格するに至ったんだと思います。
「でも、どうやったら電験三種の勉強を楽しめるの?」って思うかもしれませんね。
ここでは、僕が電験三種を楽しむために行った方法をご紹介させて頂きます。
【1】いきなり電験三種の難題に挑戦しない
電験三種は合格率10%以下の難易度が高い資格と言われています。
計算も結構難しいので、下手したら1問すら解けない可能性もあります。(オームの法則がギリギリ分かるレベルだった僕には1問も解けませんでした。)
だから、目の前が真っ暗になって電験三種の勉強が嫌になってしまう可能性が高いので、もしも難しいと感じたら以下の方法から実践してみましょう。
[aside type=”yellow”]ステップバイステップで電験三種に合格する秘策を伝授します。
→馬鹿でも電験三種に受かる!イソップ寓話が教えてくれた資格取得勉強法を大公開!
[/aside]【2】頑張りを可視化する
電験三種は、たくさんの計算問題や暗記問題があります。
先の見えないトンネルをひたすら歩いているような感覚になってしまう可能性があります。
人間はゴールが見えない事をすると生産性が上がらず、著しく能率が悪くなってしまう生き物です。
ですので、頑張りを可視化する方法をおすすめしています。
[aside type=”boader”]僕は、テキストの端の部分にやった日付を記入するようにしました。
勉強が終わって20ページとか進んでたら、頑張った事に対する満足感が生まれてモチベーションアップに繋がりました。
[/aside]どのくらい頑張ったかというのを可視化するのは、モチベーションを上げるために非常に大切です。
電験三種の計算問題に使ったノートなども捨てずに保管する事で振り返った時に充実感を手に入れる事ができます。
【3】仲間と一緒に勉強する
僕は、会社の同期と一緒に電験三種の資格取得にチャレンジしました。
社会人1年目の僕は、電験三種の問題が1問も解けない所からスタートでした。
でも、社会人で最初に仲良くなった友人は高校生の時に『機械』を除く3科目を取得していました。
なので、その友達に教えてもらいながら一生懸命頑張った事で電験三種に合格する事ができたのだと思います。
一人で頑張るのは大変でも、一緒に頑張る仲間がいれば楽しく勉強ができるようになります。
【4】過去問+参考書のコラボレーション
電験三種の勉強では、過去問題を繰り返し解く事は非常に大切です。
でも、過去問題で解けない問題は解答を見ても意味が分からない事が度々あります。
この分からない状態で放置していると、一向に点数が上がらずにモチベーションが駄々下がりになってしまいます。
ですので、過去問題で分からない場所は、過去問の解答と参考書を見ながら勉強する必要があります。
間違えた問題が解けるようになる事で、少しずつ成長する喜びが楽しみに変わってきます。
まとめ
電験三種は簡単に合格する資格ではありませんが、取得できない資格でもありません。
しっかりと時間を確保しながら、楽しく勉強する事で合格への希望が大きく広がっていくのです。
今回の記事の内容をいきなり全部するのは大変だと思いますので、出来るところから少しずつ取り入れていってみてくださいね!
楽しみながら勉強ができれば、自然に勉強時間が増えて合格するようになるでしょう。
今回の記事で、電験三種の勉強が加速すれば嬉しく思います。
それでは失礼します。
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